捨てる覚悟何か物事を成し遂げるには、不断の精進も大切だが、捨てる覚悟というものが大事になるだろう。我々の人生は、この世に留まることのできる時間が各個人で決まっているからである。 それは、如何にしてその限られた時間を有効に活用して、この世に存在した軌跡をここに刻むかが、「今与えられた課題」なのだ。それには、枝葉末節に囚われずに、自分のもっとも大切だと信じる道に邁進しなければ、道を見失うし、第一時間切れになってしまうではないか? 人生を拓くには、余分なことになどかまっている暇などないのだということを肝に命じておく必要があるのだ。 人に流され自分を見失っている間に時間切れの人は数多いだろう。それでも、納得づくで良い人はいいが、志を持ち一事専心するならば、余分なことは捨てなければならない。 その覚悟なしで、この世に何かしらの足跡を残すなどおこがましいし、まったくもって馬鹿げている。 今、ここに踏みとどまり、余分な物事を捨て去る覚悟が無くして何を成し遂げられるのだろうか? 「生死事大」 いつこの世を去っても良いよう明日に備えるのだ。 |